blog ; 本物の詩人になりたい!

アクセスカウンタ

zoom RSS 僕達は、この撤退戦をどう生き延びるか 1僕たちの不幸を分析する(後編)<グローバリズムの功績と罪過>

<<   作成日時 : 2014/12/07 07:19   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

前編より続く
画像

<グローバリズムの功績と罪過>
先日のテレビをみてると、ハンガリーでも政治状況が極右化している事が報じられてました。率直に、極右化問題は一地方の問題などではなくグローバルな現象だと思いました。
鶏が先か?卵が先か?極右化問題が僕達を不幸にしたのか、それともそれより先にグローバリズムが極右化問題を引き起こしたのか?僕は、この状況を後者だと考えるのです。

1)持てる者の優位性が失われて〜コモデティ化〜
IT化並びにグローバリゼーションは、当初物流に民主化をもたらすなどと喧伝されていました。社会の中で滞りを起こす原因、言うなれば血栓や動脈硬化の類いが無くなるようなイメージ。
多くの人は富裕層のアドバンテージが無くなり、より効率的で平等な社会の到来をイメージしたのではないでしょうか。しかし実際に割を食ったのは、富裕層ではなく中間層です。元々、目に見える有形の資産を持っていない中間層は、能力や意欲も希少性を認められない限り十把一絡げに「ありふれたもの(コモデティ化)」としてしか評価を得ずに転落していったのです。こうなると、むしろ目に見える形で資産を持っている者が強者となります。
こうなると、国民のほぼ九割が中間層であった日本のような国は、今まで下に見てきたBRICsの台頭を忌々しく思い、気分として時計の針を戻したくなるのかもしれません。しかしこれはかなり倒錯した感情だと言わざるを得ません。

2)過剰なる競争がもたらす人間不信
「効率化が、平等で民主的な社会をもたらす」と言う思想は、結果から見ると誤りです。むしろ過剰なる競争、とそれがもたらす人間不信の増大ではないでしょうか。もちろん、効率化が全面的に否定されるべきであるはずがありません。ではどこに間違いがあったのでしょうか。ここで僕は、宇野弘文氏の「社会的共通資本」に注目します。宇野氏の考えによると、社会を成り立たせるには絶対に欠いてはならない必要要因(空気、水、人々の信頼関係など)があって、これら「社会的共通資本」はコストをかけても守るべきだと言う主張です。なるほど、腑に落ちます。行き過ぎた効率化が、問題だったのです。効率化も、ある段階に来ると「社会的共通資本」だけは守る安全装置やブレーカーの類いが必要だったのです。しかし、今のところ社会にはそういった機能はありません。

3)新たなる階級社会の出現
これまで述べてきたような社会の持つ構造的欠陥によって、人間不信が広く(グローバルに)流布しています。極右集団(政治家も含む)は、この際とばかりに民族の団結と敵対する者の排除を訴えかけます。しかしこれは問題のすり替えであり、本質からずれています。そうしているうちに持てる者と持たざる者の格差は極大化し、恐ろしい、そして新たなる階級社会が出現するでしょう。
ここで注意しておきたいのは、「格差の極大化」は極右政治が原因ではない事です。極右政治は、現状に対する不満から生まれてきたものであって、決してこの状況の火種ではないのです。つまり彼等の打倒だけを目的にするなら、何も解決しないでしょう。
階級社会の出現がもたらすもの、そしてこれを打ち倒すためのこと、これらをしっかり見据え、考えていく必要があります。何しろ、僕達は圧倒的に不利な状況での撤退戦です。しかし、転換点は必ず訪れます。今は我慢を求められますが、そのときに備えたいと思います。

では、次回「可能性を真剣に考える」では、僕の考える対策を書きたいと思います。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
僕達は、この撤退戦をどう生き延びるか 1僕たちの不幸を分析する(後編)<グローバリズムの功績と罪過> blog ; 本物の詩人になりたい!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる