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zoom RSS 物語の危険を考える3 常識、そしてその異なる解釈

<<   作成日時 : 2013/12/20 05:29   >>

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「物語の危険を考える3 常識、そしてその異なる解釈」

12月6日特定秘密保護法案が可決されました。
以降、肯定派と反対派のそれぞれから発信された意見を、多く目にしてきました。
僕も反対を表明しているので、反対派に多く見られた「怨嗟の表現」の気持ちはわかります。
また、今回勝ち組の肯定派からの反対派を「小馬鹿にしたような表現」にはむかつきを覚えたりしました。

●奇妙な相似
当然ですが、反対派と肯定派では向かうベクトルが逆方向です。
しかし、それにも関わらず、両者には”奇妙な相似”があることに気が付いたのです。
双方が、相手を批難する(時には罵り蔑む)点で共通するのは不思議ではありませんが
奇妙な程、「論理の組み立て方」が似ているのです。

1)相手の現状認識が錯誤している事を指摘。
2)その錯誤が、偏見や時代遅れに基づく事を述べる。
3)それに対して、自説がいかに正しいかを主張する。
4)「こんなこともわからないのか?」と、いかに相手が”愚か”で”独善的”であるかを述べ、
最悪の言葉で罵倒する。
5)相互理解は不可能である。また、その気もない。

右でも左でも、どちらでもいいのですが1)〜5)の順番で
それぞれの陣営の独断的見解(ドグマ)を当てはめて、相手を批難攻撃する事が最新のトレンドらしいです。

●「こんなこともわからないのか?」
「こんな事もわからないのか?」の前提として、“常識”の存在があります。
果たして、批難する相手には“常識”が無いのでしょうか?
その可能性も否定出来ませんが、僕の見解はこうです。
お互いに“常識”を違う角度(アングル)で見てるのではないか?
実は、お互いに通じ合わない異言語を使っているのではないか?
そういう疑念を強く持っています。

円錐形という形があります。
真横から見るなら、ただの三角です。
しかし真上から見るなら、ただの円です。
この場合、両者は同じものを見ているはずなのに、イメージするのはまったく別のものです。

●民主主義の異なる解釈
同じように「民主主義」も、違う角度から見るなら、全く異なる姿にしか見えません。
僕の解釈での「民主主義」は、現代社会における絶対の基盤であり死守すべきものという認識です。
しかし「民主主義」を、多くの人々を納得させるためのレトリック(美辞麗句)と捉えるなら、
その相貌も違ってきます。
「民主主義への脅威」を排除するために、一時的に民主主義を停止させると言う語義矛盾が
9・11以降のアメリカでは行われてきました。
また、他国への侵攻も捕虜への人権を無視した虐待も、「民主主義を守る」という大義のもとで行われました。
これとは別に「民主主義=民族主義」という錯誤した(もしくはわざと曲解)認識もある様です。
国民の権益を不当に侵害する輩を排除する名目で、異民族を迫害するなどということは歴史上では珍しい事ではありません。
本来、民主主義は「不当な抑圧・支配」や「理不尽な暴力」をなくすための理念でした。
それが、こう言う事態になると本末転倒も甚だしいものがあります。

●対立してる場合ではない
では、お互いに激しく対立する相手同士は、違う人間でしょうか?
猜疑心と憎しみに駆られ、お互いを歪んだ虚像として捉えていないでしょうか?

昨今のこう言った場面で、僕は亡くなった伯母のことを思い出します。
教員だった彼女は、あるときは荒くれ者の漁師を、あるときは対立する日教組を
家に招き、酒食を共にし肚をわって話す事で、
ついには「あんたとは、主義主張は違うけど、人間としてあんたは信用出来る」と
相手に言わしめ、いがみあいを無くしてきたそうです。

こういった事には、ある種の胆力が必要で、誰にもどんな場面でも有効とは思いません。
「話せばわかる」が通用しない場面がある事くらい、僕にもわかります。
ただ、実際にそう言う場面を何度も僕は目にしてきました。
相手の目を真っ正面から見ながら虚心無く話す伯母には奇妙な説得力がありました。

求められるのは、こういうアティテュード(態度)ではないのか?
対話の必要性がよく言われますが、
ここにはある種の虚心坦懐の境地が必要なのではないか?
そう感じています。
最適解は無いと、諦めるのではなく、きちんと相手と向き合う事
そこにしか、僕達の向かう道はないのだと思います。

未来を考える時・・・
僕達は本当に、対立してる場合なんかではないのです。



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